数値が動いているのか、そしてその動きが自社の取り組みによるものかは、トラッカーで確認します。
トラッカー画面とは
他の分析画面が答えるのは「直近のスキャンで何が分かったか」です。この画面が答えるのはもう一方の問い、「前回のスキャンから何が変わり、望ましい方向に向かっているか」です。
タブは3つ、それぞれ見る層が異なります。
- AI可視性:AIの回答における自社ブランドと競合の動きを、スキャンごとに追います。
- サイト:自社ページを、AIでの引用からGoogle検索、実際の訪問まで日次で追います。
- 引用元:AIアシスタントが回答を作るために読んだサイトです。
最後に開いていたタブが次回もそのまま開きます。
推移グラフの読み方
AI可視性タブと引用元タブのグラフは、日単位ではなくスキャン単位で描かれます。各スキャンに点が付くため、同じ日に2回スキャンすれば点も2つになります。その場合は日付だけでは区別できないので、時刻も併記されます。
目盛りは固定です。可視性と比率は常に0〜100%、掲載順位は1〜10で、小さいほど良いため軸は反転しています。センチメントはセンチメント画面と同じ5つのアイコンを使います。フィルターを変えても目盛りは変わらないため、動いていない線は動いていないものとして読めます。
点にカーソルを合わせると、そのスキャンの値が上位から順に表示されます。前回スキャンからの変化と、その値の根拠となった実行回数も併記されます。
グラフに描かれる線は最大6本です。自社と、そのほかで上位のものが表示されます。残りは凡例の「他N件」にまとめられ、そこから個別に表示を切り替えられます。競合が数十社、引用元ドメインが数百件になっても、全件はグラフ下の表で確認でき、グラフ自体は読める状態を保ちます。 グラフの操作はすべて共通です。凡例をクリックすると線の表示を切り替えられ、ダブルクリックするとその線だけが残ります。もう一度ダブルクリックすると他の線が戻ります。Y軸そのものをクリックすると、0〜100の全体と、画面上の線に合わせた範囲とを切り替えられます。すべての線が下位数パーセントに固まっているときに役立ちます。この選択は指標ごとに、この端末に記憶されます。
意味を持つ印が2つあります。
- スキャン間の網掛け:その間に追跡中のプロンプトの構成が変わったことを示します。追加、削除、あるいは別のトピックへの移動です。それぞれの測定値自体は有効ですが、2点の差には実際の変化と測定条件の変化が混ざります。何が変わったかはツールチップに表示されます。
- 破線の縦線:公開済みとして記録した後の最初のスキャンです。自社の取り組みの効果が現れうる最も早い時点にあたります。
フィルター
タブ全体の範囲を決める2つのコントロールが、いちばん上に置かれています。トピックのフィルターと、表示するスキャン数(5・15・30・60)です。週次スキャンであれば、およそ1か月・四半期・半年・1年にあたります。どちらも下にあるすべて、4つの主要指標も含めて適用され、スキャン数はタブを移動しても保持されます。
トピック別のグラフだけは、トピックのフィルターで絞り込まれません。トピック同士を比較するためのグラフのため、すべての線を残したうえで、選んだトピックを強調します。
AI可視性タブ
最初に主要な4つの数値が並びます。可視性、平均掲載順位、評価トーン、そして最有力競合との差で、いずれも前回スキャンからの変化を伴います。
その下に、同じ指標を3つの切り口で1つずつグラフにしています。
- 自社と競合:伸びているのは誰か、落ちているのは誰か。
- トピック別:どのトピックで伸びているか。
- AIアシスタント別:可視性が実際に動いている場所。
グラフの下では2つの表がそれを言葉にします。トピックごとの変化と首位、そして追跡中の各ブランドの変化です。トピックをクリックするとタブ全体がそのトピックに絞り込まれ、ブランド名をクリックするとそのブランドの画面が開きます。
センチメントは3つの切り口すべてで機能し、競合も含みます。回答内の各評価フレーズは、その中で名前が挙がっているブランドに集計されるため、比較記事で2つのブランドが互いの評価を引き継ぐことはありません。センチメント画面と同じ数値です。
サイトタブ
このタブは、Supasaito (スーパーサイト)がすでに収集しているAIの引用データだけでも機能します。Google Search ConsoleとGoogle アナリティクスを連携すると、検索とトラフィックの列が加わります。連携を参照してください。コンテンツのレコメンデーションから公開したページには印が付くため、意図して取り組んだ成果とサイトのそれ以外を区別できます。
上部に4つのグループが並びます。
- AIスキャン:AIの回答で引用されたページ数と、総ページ数。履歴はスキャンのたびに積み上がり、初回スキャンの時点が線上に示されます。
- サイト上 · 訪問:対象期間の日次訪問数。
- サイト上 · キーイベント:コンバージョン。うちAI経由の流入がどれだけかも表示されます。
- Google検索:表示回数に対するクリック数。
連携していない情報源については、ゼロではなくその旨が表示されます。
表の行は自社のページで、サイトのセクションごとにまとめられます。列はAI引用、訪問、キーイベント、インデックス、表示回数、クリックです。各行には短い判定が付き、個々の列より役に立ちます。
- 引用あり・流入あり:機能しています。
- 引用あり・流入なし:AIは使っているのに人が来ていません。多くは技術面ではなく打ち出し方の課題です。
- AI流入あり・引用なし:AIアシスタント経由で人は来ていますが、そのページは引用元になっていません。
- インデックス未登録:Googleがページを持っていないため、チャネルが丸ごと欠けています。
すべてのページ、AI引用、要対応で絞り込み、期間は日数の切り替えで変更します。行を開くと、確認済みのAI経由の流入を含むページ単位の詳細が表示されます。
補足
AI経由のトラフィックは実際より少なく計測されます。AIアシスタントからの訪問の多くはリファラーを持たないため、AI経由と判別できないからです。AI流入の数値は合計ではなく下限として扱ってください。データが揃っている場合は、ページの詳細に未帰属分の推定も表示されます。初回のAI引用の後に直接流入がどれだけ増えたかで、算出方法はツールチップに記載しています。
引用元タブ
グラフは3つ。いずれも合計とAIアシスタント別の内訳を同じ軸に重ねています。各スキャンで引用されたユニークドメイン数、そのうち自社サイトが占める割合、追跡中の競合が占める割合です。アシスタントごとに読んでいるWebの範囲が異なるため、内訳は切り替えの奥ではなくグラフ上に置いています。
その下にはドメインそのものが並び、直近スキャンごとの引用数と、新規/消失のバッジが付きます。対応の判断に効くのはこの2つです。自社・競合・その他で絞り込めます。手動で追跡している外部URLは、このタブの下部にあります。
公開が効いたかどうかを確かめる
- コンテンツを公開し、そのURLをレコメンデーションに記録します。コンテンツブリーフを参照してください。
- ページは追跡対象に入り、サイトタブに表示されます。次のスキャンには推移グラフ上に破線が付きます。
- ページの詳細を開き、公開から効果までを読みます。段階は実際に起きる順に並んでいます。公開 → Googleインデックス登録 → 初回表示 → AI引用。
いちばん時間がかかるのは引用です。インデックスに登録され表示回数も伸びているのにまだ引用されていないページは、順調に進んでいる状態であり、失敗ではありません。
補足
わずかな実行回数から算出した比率は、それだけで大きく振れます。実行回数はどのツールチップにも表示されているので、変化を成果と見なす前に確認してください。
無料プランでは、AI可視性タブと引用元タブに、有料プランで表示される内容のぼかしプレビューが出ます。スキャンは1回だけで以降の定期スキャンがなく、比較する2点目が存在しないためです。ぼかしの奥の数値は例であり、お客様のデータではありません。定期的なスキャンは有料プランで追加されます。