Webデザインを学び始めると、「UIデザイン」や「UI/UXデザイン」という言葉をよく耳にすると思います。
UIデザインとは、簡単に言えばサイトを訪れたユーザーが、ストレスなく快適に利用できるWebサイトを設計することです。
優れたUIデザインのWebサイトは、会社やサービスへの信頼度を高め、ブランド価値を向上させます。
また、「ダウンロード」や「お問い合わせ」など、Webサイトに訪れたユーザーに求める具体的な行動を促すのに、UIデザインは非常に重要な役割を果たします。
この記事では、UIデザインとは何か、UXデザインやWebデザインとの違い、なぜUIデザインが重要なのかを紹介していきます。
さらに、良いUIデザインを作成するためのポイントもいくつか紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
UIデザインとは？
UIデザイン(ユーザーインターフェースデザイン)とは、製品をより使いやすくするための仕組みを構築することです。
WebサイトにおけるUIデザインは、単に画面の見た目を綺麗にするだけではなく、ユーザーがアクセスしやすく、理解しやすく、そして使いやすいデザインを設計することが求められます。
UIデザインとUXデザインの違い
UIは「ユーザーインターフェース（User Interface）」の略で、UXは「ユーザーエクスペリエンス（User Experience）」の略です。
この2つは一緒に使われることが多いですが、それぞれ意味は異なります。
先ほど紹介した通り、UIは、ユーザーがWebサイトを快適に操作できるように設計することを指します。
一方UXは、Webサイトの利用中だけでなく、利用後の印象や感想を含めた全体的な「ユーザー体験」を指します。
まとめると👇
- UI：ユーザーが操作しやすい画面設計
- UX：ユーザーが操作したときの「体験」や「印象」
このように、UIとUXは密接に関係していますが、それぞれ役割が異なることを理解しましょう。
WebデザイナーとUIデザイナーの違い
Webサイトをデザインする際には、大きく分けて次の2つの要素があります。
- 見た目により良い印象を与える「ビジュアルデザイン」
- ユーザーが操作しやすく設計する「UIデザイン」
WebデザイナーとUIデザイナーの違いは、このどちらを重視するかによって分かれます。
Webデザイナーは、主に「ビジュアルデザイン」を重視し、サイトの見た目を魅力的に見せることを得意としています。
一方でUIデザイナーは、「ビジュアルデザイン」よりも「UIデザイン」に重点を置き、ユーザーが快適に操作できる構造や仕組みを設計することを専門としています。
最近ではUIデザインの重要性が上がっていて、UIデザイナーにもより専門的な知識やスキルが必要になっています。
UIデザインはなぜ重要なのか
UIデザインの概要をお伝えしましたが、次にUIデザインがなぜ重要なのかを解説します。
前述の通り、UIデザインとは、ユーザーが操作しやすい設計を行うことで、結果として良いユーザー体験（UX）を与えることができます。
ユーザーがWebサイトを訪れる際には、必ず何かしらの目的を持っています。しかし、UIデザインが考慮されていないサイトでは、ユーザーは知りたい情報にたどり着けなかったり、操作にストレスを感じたりしてしまいます。
そのような「使いづらい」「わかりづらい」サイトを、再び利用したいとは思いませんよね。
一方、UIデザインをしっかりと取り入れたWebサイトは、ユーザーが目的をスムーズに達成できるため、継続利用や製品購入へとつながる可能性が高まります。
こうした理由から「UIデザイン」は非常に重要なのです。
優れたUIデザインを作るには？
優れたUIデザインを作るために最も重要なのは、「ユーザーに考えさせないデザイン」を作成することです。
考えさせないデザインとは👇
- ユーザーが知りたい情報をすぐ見つけられる
- ユーザーが行いたいアクションを簡単にできる
ユーザーが目的に到達するために踏むステップは少ないほど良いです。
迷ったり、複雑な操作をすることなく、自然と正しい操作を行えるデザインが「考えさせないUIデザイン」になります。
しかし、一般的に普及している行動パターンを壊さないことも重要です。
例えば、日本のインターフェースには不必要な確認ステップが多いです。それを無くすのは良いことですが、ユーザーはそれに慣れていて、独自にデザインしすぎると逆に混乱してしまうかもしれません。
ユーザーに考えさせないデザインをつくるために、行うべきことをいくつか紹介します。
ユーザーリサーチを行う
実際にUIに触れるユーザーがどのような人物像かを把握し、ニーズを深く理解することで、ターゲットに適したデザインを作ることができます。
ユーザビリティ評価を行う
ユーザビリティ評価とは、サイトやアプリの使いやすさ、そしてユーザー体験（UX）を分析するプロセスです。 実際のユーザーに操作してもらい、デザインや機能の課題を見つけ、改善につなげます。
これらを丁寧に実行することで、ユーザーにとってストレスのない、優れたUIデザインを実現することができます。
UIデザインの基礎ポイント
UIデザインには「4つの基本原則」が存在します。
1. 整列
整列の原則は、要素を整列させることで統一感を生み出し、全体を見やすくするための重要なポイントです。右揃え、左揃え、中央揃えなどを場面ごとに使い分けるのではなく、一貫した配置ルールを決めて統一感を保つことが大切です。
2. 近接
近接の原則は、関連性の高い要素ごとに情報を分けて、グループ化することです。
関連性の高いもの同士を近接させることで、読み手が情報を受け取りやすくなります。
3. コントラスト
コントラストの原則は、情報に強弱をつけて重要な要素を目立たせることです。
文字のサイズをあげる、太字にする、赤などの目立つカラーにする、などの方法があります。
4. 反復
反復の原則は、同じレイアウトをWebサイト全体で何度も使うことです。
同一パターンを繰り返すことで全体に統一感が生まれ、ユーザーも情報を理解しやすくなります。
まとめ
本記事では、UIデザインについて詳しく解説しました。
優れたUIデザインを作成するには、「ユーザーに考えさせないデザイン」を意識することが大切です。UIデザインの4つの基本原則を活用し、ユーザーにとって使いやすいWebサイトを作成しましょう。
弊社では、ノーコードツールの使い方から実際のサイト作成まで学べる、スーパーサイトアカデミーを運営しています。Webサイト制作に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
無料相談はこちらから → https://www.supasaito.com/sales/free-consultation
その他 SNSでもWebflowの使い方やWeb制作に役立つ知識を発信しているので、フォローをお願いします！👇
Youtube : https://www.youtube.com/@supasaito
Instagram：https://www.instagram.com/supasaito/
Twitter(X)：https://x.com/supasaito
.webp)
.svg)
