SSPSの読み方と、技術ブリーフによる改善の進め方

SSPSは0〜100のAI対応度スコアであり、AIに引用される確率を予測するものではありません。重要なチェックは細部より重く扱われ、評価できない項目は減点せず対象外になります。ブロッカーの不合格は0点です。ドメインスコアは、各ページの結果とサイト全体のチェックを組み合わせた値です。

サイト監査は何を見るのか

Supasaito (スーパーサイト)のAI計測では、AIアシスタントが自社をどのように紹介しているかを確認します。サイト監査は別の観点から、検索・取得システムが自社サイトへアクセスし、内容を解析できる状態かを調べます。ドメイン監査では、HTTPS、robots.txt、検索・取得ボットの許可、サイトマップ、hreflang、Organizationマークアップなどを確認します。ページ監査では、HTTPステータス、canonical、noindex、H1、タイトルとディスクリプション、構造化データ、更新情報、画像のalt、リンクの状態などを確認します。

この2つを組み合わせると、取得や解析を妨げる技術課題を特定できます。分かるのは対応状況であり、引用の予測ではありません。

SSPSスコアの読み方

各ページにはSSPS(0〜100のAI対応度スコア)が付きます。単純な項目達成率ではありません。タイトルの欠落は、画像サイズの欠落より重く扱われます。評価できないチェックは、減点ではなく対象外です。

スコア帯は信号機のようにお読みください。

  • 80〜100:良好。適用対象となる重み付き項目の多くが合格しています。
  • 60〜79:要改善。合格していない項目があります。
  • 60未満:優先度の高い項目とブロッカーから確認します。

低いスコアを読むときは、次の2点が解釈を変えます。

  • ブロッカーの不合格は0点です。ページがエラーを返す、AIクローラーをブロックしている、noindexが付いている——このいずれかでは、スコアは「少し下がる」のではなく0になります。
  • SSPSとSSPS+は対象が異なります。SSPSは標準監査(ページのHTML)から算出します。SSPS+は、ページをレンダリングした詳細監査の結果です。詳細監査を実行していないページでは表示されません。

ドメインスコアは、各ページの平均ではありません。ページのスコアと、サイト全体でしか意味を持たないチェック(robots.txt、サイトマップ、apexとwwwの整合など)を組み合わせた値です。1ページを直すと少し動き、サイト全体の設定を直すと大きく動きます。

スコアが低くなる理由

実務上、低スコアの原因はいくつかに集約されます。

  • アクセス。robots.txtが対象の検索・取得ボットをブロックしている、またはAllowとDisallowが競合している状態です。その取得経路ではページを利用できません。
  • インデックス可能性。残ったままのnoindex、別ページを指すcanonical、200以外のステータスなどが該当します。
  • 構造の薄さ。構造化データがない、あるいはマークアップは存在しても実データを伴っていない(価格も在庫状況も入っていないProductなど)、タイトルやディスクリプションの欠落・文字数超過。
  • リンクグラフの問題。どのコンテンツからも内部リンクされていないページ(孤立ページ)や、何クリックも深い階層に埋もれたページは、クローラーにとっても読者にとっても到達が困難です。

現在の手動確認項目には、Google・Bingでのインデックス状況やog:imageの目視確認があります。これらはSSPSの計算対象外です。「確認済み」にしてもスコアは変わりません。

技術ブリーフで直す

定型的な修正方法がある技術課題には、チェック結果から決定的に組み立てた実装手順が付きます。主な内容は次のとおりです。

  • 課題の内容と対象範囲
  • 修正手順
  • 必要に応じた実装例(robots.txt、JSON-LD、メタタグなど)
  • 完了条件と、変更時に注意すべき点

実装手順は開発者へ渡したり、チケットや権限を持つエージェントへ共有したりできます。ただし、すべての課題に同じ形式のブリーフが付くわけではありません。回答カプセル、根拠の示し方、コンテンツの深さ・独自性など、文章の判断が必要な課題はオンデマンド生成を使います。情報表示や手動確認だけの項目もあります。修正後の監査で同じチェックが合格すれば、技術的な改善提案は自動で解決できます。

週次の習慣に

毎日フルクロールを実行する必要はありません。Freeでは最初の診断結果を確認でき、有料プランでは監査をスケジュールに沿って更新できます。詳細監査の枠は、優先度の高いページや、すでに引用が観測されているページへ配分します。ドメインSSPSでサイト全体の課題を確認し、各ページはブロッカー、アクセス、インデックス、構造の順に進めます。チェックが合格すればSSPSは上がります。AIがそのページを取得・引用するかは、別のスキャンで確認します。

出典