WebflowとSTUDIOを徹底比較【2026年版】企業サイトにどちらを選ぶべきか
「自社のコーポレートサイトを、WebflowとSTUDIOのどちらで作るべきか」——これは、Web担当者や経営者の方から最もよくいただくご相談のひとつです。
ネット上の比較記事の多くは「Webflowは自由度が高い」「STUDIOは日本語対応で簡単」といった機能の羅列で終わっています。しかし本当に知りたいのは、「結局、自社の場合はどちらを選べばいいのか」 のはずです。
この記事は、日本で初めてWebflowの公式エンタープライズパートナーに認定され、100件以上のノーコードサイトを制作・移行してきたSupasaitoが、中立的なツール紹介ではなく、事業目線での「選び方」 としてまとめたものです。どちらのツールにも正直に良い点・弱い点があり、それを踏まえたうえで結論をお伝えします。
結論:どちらを選ぶべきか(先に要点)
細かい比較の前に、判断の軸を先にお伝えします。
STUDIOが向いているケース
- 日本語のUI・日本語サポートを重視し、社内に非エンジニアしかいない
- 主な対象が日本国内で、多言語展開の予定がない
- LP・採用サイト・比較的シンプルなコーポレートサイトを、低コストで素早く公開したい
Webflowが向いているケース
- サイトを事業の中心に置き、リード獲得・採用・海外展開まで伸ばしていきたい
- 多言語(日本語・英語ほか) やグローバル展開を見据えている
- 記事・製品ページが多く、CMSの拡張性や外部ツール連携が重要
- 将来にわたってサイトを自社の資産として所有・移管できることを担保したい
一言でいえば、「日本国内向けのシンプルなサイトを手早く」ならSTUDIO、「事業の中心となる、成長し続けるサイトを所有したい」ならWebflow です。理由を順に見ていきます。
WebflowとSTUDIOの違いが一目でわかる比較表
| 比較項目 | Webflow | STUDIO |
|---|---|---|
| 提供元 | 米国(グローバル) | 日本(国産) |
| 管理画面・サポート言語 | 英語中心 | 完全日本語対応 |
| コードのエクスポート | 可能(HTML/CSS/JS) | 不可 |
| 多言語・グローバル対応 | 標準で強い(英語圏SEOに強い) | 日本語中心 |
| CMS・拡張性 | 大規模・複雑な構成に強い | 中小規模のサイトに最適 |
| 外部ツール連携 | 豊富(API・数百の連携) | 主要な連携に対応 |
| デザインの自由度 | 非常に高い(プロ向け) | 高い(直感的で扱いやすい) |
| 学習コスト | やや高い | 低い |
| 料金体系 | 米ドル建て | 円建て・低価格から |
| エンタープライズ対応 | AWS基盤・グローバル実績 | SLA・ISO・銀行振込に対応 |
※どちらも優れたツールです。表の「太字」は相対的な強みを示すもので、どちらか一方が全面的に優れているという意味ではありません。
最大の違いは「サイトを自社で所有できるか」
機能を細かく並べる前に、経営判断として最も重要な違いを先にお伝えします。それは 「作ったサイトを、自分たちのものとして持ち出せるか」 です。
Webflowは、制作したサイトのコード(HTML/CSS/JavaScript)を書き出して、他のサーバーで運用することができます。 一方、STUDIOはコードのエクスポートに対応しておらず、サイトの運用はSTUDIOのプラットフォーム内に限られます。
これは小さな仕様差に見えて、長期的には大きな意味を持ちます。サイトが単なる会社案内ではなく、リード獲得・採用・広報の中心になるほど、その基盤を1つのプラットフォームに固定されること(ベンダーロックイン)は経営上のリスクになります。
サイトが事業の中心になるのなら、その中心を「持ち出せない場所」に置いてよいのか——ここが、ツール選定で最初に考えるべき問いです。
私たちが多くの移行案件で解決してきた課題も、突き詰めればこの一点に集約されます。だからこそSupasaitoは、「作って、チームに使い方を教え、最終的にお客様自身が所有・運用する(Build → Train → Own)」 という進め方を大切にしています。
STUDIOが向いているケース(正直な評価)
STUDIOは2016年に日本で生まれたノーコードツールで、近年は大きく進化しています。「初心者向けの簡単ツール」という古い評価は、もう正確ではありません。
- 完全な日本語対応 — 管理画面から問い合わせ対応まですべて日本語。社内に非エンジニアしかいない場合の安心感は大きな強みです。
- 導入のしやすさ — 直感的なエディタで、テンプレートを活用すれば短期間で公開できます。LPや採用サイトのような、スピード重視の案件と相性が良好です。
- 円建ての低価格 — 個人・小規模サイトを低コストで運用できます(料金は後述)。
- 法人向けの体制も強化 — SLA99.9%保証、ISO/IEC27001認証、銀行振込対応などエンタープライズ向けの機能も整い、大手企業の採用も増えています。
日本国内向けで、多言語やコード移管の必要がなく、素早く低コストで公開したい——そうしたケースではSTUDIOは非常に合理的な選択です。
Webflowが向いているケース(成長企業・グローバル)
一方、サイトを事業を伸ばすための中心的な資産として位置づける企業には、Webflowの強みが効いてきます。
- 拡張性とCMS — 記事数や製品ページが増えても破綻しにくく、複雑なコンテンツ構造や大規模サイトに強い設計です。
- 多言語・グローバル展開 — 日本語・英語・フランス語といった多言語サイトの構築実績があり、英語圏のSEOにも強い。海外進出や、逆に海外企業の日本市場参入を見据える場合に有利です。
- 豊富な外部連携 — API連携や数百のツール統合により、フォーム・CRM・マーケ施策などを組み込んだ「動くサイト」を作れます。
- コードエクスポートによる所有権 — 前述のとおり、いざとなればサイトを持ち出せる安心感があります。
- SEOの基礎体力 — クリーンなコード生成と高速表示で、検索エンジンに評価されやすい土台を持っています。
デザインの自由度が高くプロ向けである分、学習コストはSTUDIOより高めです。だからこそ、制作と社内定着まで支援できるパートナーの有無が、Webflow活用の成否を分けます。
料金のリアル(2026年7月時点)
料金は改定される場合があるため、契約前に各公式サイトで最新の金額をご確認ください。ここでは判断の目安として、現時点の体系を整理します。
STUDIO(円建て・税込・年払いの月額換算)
- Free:¥0
- Mini:¥590/月(2ページ)
- Personal:¥1,190/月(150ページ)
- Business:¥3,980/月(300ページ、Webhook・高度な権限)
- Business Plus:¥9,980/月(優先サポート・監査ログ)
- Enterprise:要問い合わせ(SLA99.9%・銀行振込)
Webflow(米ドル建て)
2026年5月にSiteプランが整理され、無料のStarter/Basic(月$15〜)/Premium(月$25〜、CMS込み)の3段階になりました。実際の運用では、これに加えてWorkspace(チーム)料金やシート課金が発生するため、法人利用の実質コストは月$100前後になることもあります。
ツールの月額だけを見ればSTUDIOが安価です。 ただし本当に比較すべきは「ツール代」ではなく、設計・制作・運用・社内定着まで含めた総コストと、そこから生まれる事業成果です。Supasaitoの制作・料金の考え方は料金・進め方のページにまとめています。
ケース別・失敗しない選び方
- 社内に制作リソースがなく、日本国内向けのLP・採用サイトを早く出したい → STUDIO(またはWebflow+制作・運用サポート)
- 記事や製品ページが今後増え、サイトからリードを取りたい → Webflow
- 英語サイトや多言語展開を見据えている/海外にも顧客がいる → Webflow
- 将来的にサイトを自社で所有・運用し、ベンダーに縛られたくない → Webflow
- 新規サービスを素早く立ち上げて検証したい → Webflow+新サービス立ち上げの支援
実例:ロックインからの脱却(EARTHBRAIN)
「サイトを自社で所有・運用する」ことの効果は、実際の数字で見るのが分かりやすいでしょう。
建設DXのEARTHBRAIN様は、外部依存の高い運用体制から、1年でWeb保守コストを3,000万円以上削減し、社内チームだけで20ページ以上を新規制作できる体制へと移行しました。私たちが行ったのは、サイトを作って納品することではなく、作り、チームに運用を教え、最終的に自社で回せる状態に引き渡すことでした。
詳しくはEARTHBRAIN様の導入事例をご覧ください。WordPressやほかのツールからの移行をご検討中の場合は、WordPressからWebflowへの移行のページも参考になります。
Supasaitoの考え方:作って終わり、ではない
私たちは特定のツールを売る会社ではありません。課題に対して最適な技術を選び、サイトを事業の中心に育てることを仕事にしています。Webflowを扱うのは、それが「所有できる・伸ばせる・グローバルに戦える」ツールだからです。
- 日本初のWebflow公式エンタープライズパートナーとして、大手企業の要件にも対応
- Build → Train → Own — 作るだけでなく、社内に運用を定着させ、お客様に主導権をお渡しする
- 日本語・英語のバイリンガル体制で、国内向けにもグローバル展開にも対応
どちらのツールが自社に合うか迷われている場合は、無料相談で具体的な状況をお聞かせください。ツールありきではなく、事業のゴールから逆算してご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
WebflowとSTUDIO、結局どちらがSEOに強いですか?
どちらもクリーンなコードと高速表示でSEOの土台を備えています。差が出るのは多言語・大規模サイトで、英語圏を含むグローバルSEOや大量のコンテンツ運用ではWebflowに優位性があります。国内向けの中小規模サイトであればSTUDIOでも十分戦えます。
STUDIOで作ったサイトを後からWebflowに移行できますか?
可能です。ただしSTUDIOはコードをエクスポートできないため、移行はデザイン・コンテンツ・CMSデータを再構築する形になります。私たちはこうした移行を数多く手がけており、SEO評価を落とさないよう設計します。
日本語サポートが不安です。Webflowでも大丈夫でしょうか?
Webflow自体の管理画面は英語中心ですが、Supasaitoがすべてのやりとりとサポートを日本語で行い、社内チームへの運用トレーニングも日本語で提供します。「英語だから難しい」という不安は、パートナーがいれば解消できます。
料金だけ見るとSTUDIOの方が安いのでは?
ツールの月額だけならSTUDIOが安価です。ただし判断すべきは設計・制作・運用・社内定着まで含めた総コストと事業成果です。安く公開できても成果につながらなければ意味がありません。詳しくは料金・進め方をご覧ください。
個人でポートフォリオを作りたい場合はどちらがおすすめですか?
手早く低コストで作りたい個人利用ならSTUDIOが扱いやすいです。将来フリーランスや制作の仕事につなげたい場合は、グローバル標準であるWebflowを学んでおく価値があります。
まとめ
WebflowとSTUDIOは、どちらも優れたノーコードツールです。選び方はシンプルで、「日本国内向けのシンプルなサイトを、素早く低コストで」ならSTUDIO、「事業の中心となる、所有でき・伸ばせるサイトを」ならWebflow です。
そして本当に成果を分けるのは、ツールそのものよりも 「誰と、どう作り、どう運用に定着させるか」 です。ツール選定の段階からご相談いただければ、事業のゴールから逆算して最適な進め方をご提案します。